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すき家のゼンショー人手不足による店舗閉店の原因と今後の展望 [経済]

sukiya

牛丼チェーンでこの10年で大躍進を続けてきたすき家。最近のニュースで人手不足が原因による店舗が一部閉店に追い込まれている状況になり、これまでの大躍進による大きな歪がここに来て浮き彫りになったと思われます。人手不足により閉店になる店舗も大きな影響となるが、店舗のオペレーション人数の減少が店舗運営に更に大きく影響してこれからの消費者のすき家離れが懸念されます。


人材離れの原因は多すぎるメニュー数

すき家のメニューは実に60種類以上

すき家のメニューは牛丼からうなぎ・カレー等とても豊富なメニューを取り揃えています。サイドメニューを除いても朝食メニューを含めて実に約60種類以上のメニューを取り揃えています。消費者の側からみると選択肢が多く、「今回は牛丼」「今度は定食」といろいろな楽しみ方があります。
すき家の牛丼は確かに味も良い(別の表現をするなら味が濃い)という点でもこれまで成長してきた要因ではあります。それに加えて豊富なメニューを取り揃えることで消費者の様々なニーズに対応できることが更なる成長を支えてきたと言っても過言では無いです。

他の牛丼チェーンと比較しても多いメニュー

他の牛丼チェーンと比較してみると。
すき家・・・約60種類
吉野家・・・約30種類弱
松 屋・・・約30種類
なか卯・・・約25種類

主な4大チェーンの中ですき家のメニューはダントツのメニュー数を提供していることがわかり。実に2倍以上のメニューを取り揃えている。

メニュー数が多い=店舗運営に負担を与える

メニューが豊富ということは消費者にとってありがたいことなのだが、実際に店舗の現場では相当な負担が掛かっているという現実があります。

単純に考えてメニューが2倍ということは、すき家で働く人はまず他の牛丼チェーン店と比較して膨大な量のレシビを覚えなければいけません。それに加えて取り扱う食材も多くなりますので仕込む量も多くなります。そして膨大なメニューから注文してくる消費者への迅速かつ丁寧な接客を求められるわけですからすき家で働く人は他の牛丼チェーン店の従業員と比較して2倍以上の労力がかかる現場となっていることが考えられる。

先日のニュースで「日本人はだんだん3K(きつい、きたない、危険)の仕事をやりたがらなくなっている」とゼンショーの社長が言った言っていないと3K問題が取り上げていますが。ここでは3Kではなくすき家のオペレーションは他の牛丼チェーン店と比較して約2倍の労力がかかるということを認識することが大事ではないかと考えられる。

メニュー数をどうするかが今後のすき家のカギを握る

高い離職率はさらに悪循環を生む


メニューの多さがどれだけ現場の働くひとに負担がかかっているかが想像できます。負担が大きいと従業員の離職率が高くなり、残った従業員で店舗運営にとりかからなければならない現実と直面します。

そのためアイドルタイム(お客の来ない時間帯)に店舗を少ない人数体制で運営することもあるのですが。消費者が来店しないからと言って決して従業員は負担がかからないということは無く。アイドルタイムに次の忙しい時間帯に向けての食材の仕込み等従業員がやらなければならないことはたくさんります。

また、稼ぎどきの時間帯にも少ない人数体制で臨まなければならないため従業員一人に対する負担は相当なものとなり消費者への迅速かつ丁寧な接客ができなくなるということにもなります。更なる従業員の離職が進み今回のように店舗を閉鎖する事態を引き起こしてしまいます。

メニューの削減がカギを握る

従業員がなかなか集まらない現状を考えると、店舗運営に大きく負担となっているメニューを減らすことで店舗運営をスムーズにすることができるし、消費者へ対応も可能になる。更には離職率の減少を抑えることができる方法だと考えられる。

豊富なメニューで大躍進したジレンマと今後

すき家が牛丼チェーン業界で1位になったのは味の良さとメニューの豊富さがこれまで支えてきました。そのためこれまでの成長を支えてきたメニューを減らすことは消費者や株主へのアピール要因は減り客数の減少と株価下落が予想されます。豊富なメニューに変わる戦略をとることが今後のすき家に大きく影響してくる。
価格競争の激しい牛丼チェーン業界。今後のすき家の打ち出す戦略に注目です。




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